オオカミ御曹司に捕獲されました
お嬢様育ちの彼女をどう扱っていいかわからなかったのだけど、何故か私によくなついてくれて、言うことも素直に聞いてくれる。

彼女がいるせいか、杉本君のファンの女の子に絡まれる事もなくなった。

杉本君は近くにいると相変わらず私に絡んで来て、今週は三回も屋上で一緒にランチをしているのだ。

そこへ詩織ちゃんが便乗してついてきている状態。

『打合せが終わったら、屋上に行くから』

うちの課のみんなの前で蕩けるような笑顔を向ける杉本君。

みんなの視線に堪えられず、心の中でそっと“来なくていいよ”と返した。

杉本君はお金持ちだし、美味しいランチなんてどこででも食べられるのに、何を好き好んで私の作ったお昼を食べるのだろう。
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