オオカミ御曹司に捕獲されました
まあ、本人なりに頑張ってるし、入社して間もないし、杉本の妹の事は長い目で見てやるべきなんだろうな。
今のところ杉本や梨花が彼女の事を上手くフォローしているし、仕事面では支障はない。
それにしてもよく飲むな。
杉本の妹がビールを飲み干すと、近くにいる男性社員がすかさず店員にビールを注文し、俺が目撃しただけでも三回はお代わりしている。
もうビールジョッキ何杯目だ?
顔は赤みもなくいつもとかわらないが、あれは飲みすぎだろう。
杉本の奴、俺に面倒を押し付けて……。
ハーッと溜め息を吐くと、仕方なく杉本さんに声をかけた。
「杉本さん、そんな隅っこで飲んでないでこっちに来て食べたら?」
「あっ……はい!」
杉本さんが俺を見て瞳を輝かせ、横に来てちょこんと座布団に座る。
今のところ杉本や梨花が彼女の事を上手くフォローしているし、仕事面では支障はない。
それにしてもよく飲むな。
杉本の妹がビールを飲み干すと、近くにいる男性社員がすかさず店員にビールを注文し、俺が目撃しただけでも三回はお代わりしている。
もうビールジョッキ何杯目だ?
顔は赤みもなくいつもとかわらないが、あれは飲みすぎだろう。
杉本の奴、俺に面倒を押し付けて……。
ハーッと溜め息を吐くと、仕方なく杉本さんに声をかけた。
「杉本さん、そんな隅っこで飲んでないでこっちに来て食べたら?」
「あっ……はい!」
杉本さんが俺を見て瞳を輝かせ、横に来てちょこんと座布団に座る。