恋してセンセイ。

新たな日々





その日の夜、千紘のいる家に帰ると早速
今日あった話を報告した。


「 綺帆がモデル?…すげぇじゃん!頑張れよ 」


「 うん!…あと、お母さんが家に帰っておいでって言ってくれて…。だから、家に戻ろうと思う 」


戻りたいけど、戻りたくない。


最近は千紘のいるこの家に帰るのが
当たり前だと思ってたから


だから、千紘とも離れたくないよ…


「 そんな顔すんな。家の人も心配してるだろうし、帰った方がいい。毎日学校で会えるだろ? 」


「 そうだけど…… 」


学校と家で会うのは
違うっていうか…


「 来たい時にいつでも来い。…ほらっ、綺帆専用のやつ 」


軽くホイッとあたしの手のひらに
何かを置いた。



これって…



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