Dragon's Dogma ~数多の伝説に埋もれる一片の物語~
 無数の屍を見下ろすように──いや、無数の屍に見つめられるように、の方が正解か……朽ちかけた木の板に張り付けの少女。
 華奢、というよりは細すぎる手ごと無骨な鋼の杭で打ち付けられている。その身体は、薄衣一枚しか身に付けていない。
 死んでいるのだろうか。その時、僅かだが、肩が震えた気がした。薄くその瞳が開く。


……まただ。私を呼ぶ声。

……私?それは私なの?

……分からない。

……何が私で、何が私でないのか。

……分かりたいのか、分かりたくないのか……。


 再び瞳は閉ざされる……。
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