年下男子はお嫌いですか??
アイスを食べ終わって時計を見ると
時計は5時をさしていた。

5時と言えばあの子がご飯を作りに来る時間だ。

ガチャとリビングの扉が開く音の方を向くとやっぱり、【香春 しい太】が立っていた。

「あっ、お姉ちゃん!!」

そう言って駆け寄ってくる姿は犬。犬だ。

「今から作るからねっ待ってるんだぞー」

可愛い。何この子可愛い。

ちなみにしい太の作る料理は本当に美味しい。
料理が趣味と言うのもあってご飯はしい太がいつも作ってくれる。

……最初誰が作るか話し合った時女だからと私が指名された時は死ぬかと思った。
お菓子は作った事あるけどご飯……は、まあ、うん、カップラーメンをたしなむ程度で……。

「本当いつも美味しいご飯ありがとうございます……」

トントントンとリズミカルに野菜を切りながら
急にどうしたのーと笑うしい太は天使だ。

「ねえ、何か手伝「座ってて。」あ、ウイッス」

1度手伝った時深く包丁で指を切ってから手伝う事をめちゃくちゃ拒否されるようになった。

あの時は皆私以上に真っ青なってたなあ、
そんで痛すぎて泣いちゃって、泣いてる所見せたくなくて俯いたら

「お姉ちゃん!!僕のッ、僕の指あげるから死なないでええっ」

って、
可愛い……んん、あの時はすごい心配かけちゃったなあ。

「お姉ちゃん僕の顔に何かついてるんですかっ」

「いやあ、、可愛いなあと思って」

「お姉ちゃんの方が可愛いよ??」

「ごめんその笑顔が可愛い……」

「もー、僕男だよー」

それでも可愛いのは可愛い。

さてと、料理が出来るまでテーブル拭いて用意しとこう。
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