君依存

「あ」

はたと思いだして、湊先輩がいた場所に視線をやるが、当然そこに先輩の姿はなかった。

-----。

「で?」

りこは、相当ご立腹。

「ごめんってば……」

ふみかはりこの前で手を合わせて平謝り。

「私がもたもたしてたから、これしかなかったの……」

そう言って机の上に置いたのは、卵のサンドイッチだった。

< 43 / 227 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop