ポプリ
「リプニー先生ってあれだろ、お前の父さんと母さんの上司の娘さんだろ?」

「うん、金髪のぼん、きゅっ、ぼん、の美人の先生だよ」

「シャンリーの好みドストライクか……迷惑かけてるんだろうな」

「いつも悲鳴上げてるよ、先生」

「……先生、ごめん。後で娘に言い聞かすから」

 ハア、とシンは溜息を零す。

 シオンも大概破廉恥だが、シャンリーは子どもの分、加減というものを知らない。

 一体誰に似たんだ。あ、嫁か。

 と一人納得して、シンは更に溜息を零す。

「いつもすまないが、これからもシャンリーを見張っててくれよ、麗龍」

「いいよ。いつも仙豆貰ってるからな。報酬の分は働くぜ」

 ふっ、とちょっと気取った笑みを浮かべ、麗龍は仙豆をモシャモシャ食べる。

 料理上手な母のリィも仙豆を作ってくれるのだが、これだけは伯父であるシンの作るものの方が美味かった。だから麗龍は仙豆欲しさに、こうしてシンの言う通りに動くのだ。

 両親の影響でスパイにも憧れる少年、麗龍。

 彼は今日も仙豆を報酬として、破廉恥な従姉の見張り役をしている。……破廉恥行為を黙認し、見張っているだけである。













 破廉恥な家族に囲まれて、苦悩するお父さん、シン(笑)






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