『隣』に

日常

ジリリリリリンッッ 

ジリリリリリンッッ…


あぁ…もう朝か…








……








やばい…二度寝した…
何時やろ……








7時56分… 









やばい遅刻する…









家から駅まで歩いて5分…この近さが油断を招いて逆に遅刻の原因になってるような…。 












まぁ朝から走る羽目にはなったけど、ホームルームが始まる1分前に到着。 












「おはよう、今日は安藤さんちゃんと来たんやな」

朝から拓海がいつもの調子でやってくる。

「おはよ、大山さんこそ今日はちゃんと来とるんやな」

やっぱりこれがあってこその朝やな。







予鈴がなり席に着くと隣の席の堀島も俺と大山の会話に入ってくる。


「そういえば今日の一限目授業変更で英Ⅱが古典になるんやっけ?」と彩花。

「知らんな〜」と大山。

「そうなん?」俺も初耳だ。
 
「古典とかマジ学校来てよかったな、祐希〜」
とか大山が言っているがそれはお前だろ、と思う。
 
「いや〜祐希くんいつも寝とるから関係ないって!」 

「それな!!」


彩花と拓海が一緒だとかなわないな、まったく。






まぁ古典は寝やすいし、今日は朝からツイてるな。

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