隣に住むのは『ピー…』な上司
課長との距離が一歩縮まることになったのは、その2日くらい後のこと。
いつもならベランダへ出されると声高く鳴いて喜ぶピーチが、「ギギギ」とか「ググ」とかいう変な声を上げていたんです。
(あれ…?)
洗濯物を干していた私は、その声に違和感を感じました。
課長はあまり気にしていない様子で、隣からタバコの煙が流れてくる。
「あの……課長……」
なるべく接点少なく生活しようとしていたけれど、どうにもこれは気になる。
フェンスに近寄り、上目遣いに課長の顔を眺めました。
「なんだ、いたのか」
寝癖の付いた課長を見るのはこれで二度目。
いつもみたいなクールな感じではなく、何処にでもいそうな人に見えます。
「おはようございます。……あの、ピーチちゃんどこか具合でも悪いんですか?」
疑問をぶつけてみた。
課長はポカン…とした顔で、タバコの火を消した。
「なんでそんなこと聞くんだ?」
すごく不思議そう。
「だって、あの……鳴き声が少し変だし」
私の言葉に鳥かごの中を確認してるみたいだった。
ピーチは変わらず『ググ、ググ』…と、変な声を出している。
「風邪でも引いているような声に聞こえませんか?ノドが痛くて鳴けないとか」
飼ったこともないけれどそう思った。
日曜日に雨に降られていたのを急に思い出したからです。
課長は何も言わずカゴに近づき、小鳥の様子を観察している。
いつもならベランダへ出されると声高く鳴いて喜ぶピーチが、「ギギギ」とか「ググ」とかいう変な声を上げていたんです。
(あれ…?)
洗濯物を干していた私は、その声に違和感を感じました。
課長はあまり気にしていない様子で、隣からタバコの煙が流れてくる。
「あの……課長……」
なるべく接点少なく生活しようとしていたけれど、どうにもこれは気になる。
フェンスに近寄り、上目遣いに課長の顔を眺めました。
「なんだ、いたのか」
寝癖の付いた課長を見るのはこれで二度目。
いつもみたいなクールな感じではなく、何処にでもいそうな人に見えます。
「おはようございます。……あの、ピーチちゃんどこか具合でも悪いんですか?」
疑問をぶつけてみた。
課長はポカン…とした顔で、タバコの火を消した。
「なんでそんなこと聞くんだ?」
すごく不思議そう。
「だって、あの……鳴き声が少し変だし」
私の言葉に鳥かごの中を確認してるみたいだった。
ピーチは変わらず『ググ、ググ』…と、変な声を出している。
「風邪でも引いているような声に聞こえませんか?ノドが痛くて鳴けないとか」
飼ったこともないけれどそう思った。
日曜日に雨に降られていたのを急に思い出したからです。
課長は何も言わずカゴに近づき、小鳥の様子を観察している。