君がうたう七つの子
「ねぇ、レイ」

僕の呼びかけに風が吹き、それにススキが歌うようにその身を揺らめかす。

ひと際大きな風が吹くと、レイにあげた一本のススキが風に押されるように川へと飛び込んだ。

そのススキは、川の流れに身を任せ、遠く、遠くへ流れていく。



―――君に届いてくれ

僕の想いごと、届けて

お礼は、いらないよと言いたいところだけど

僕は君が言った通りケチだからね。

代わりに、歌でもうたってくれ。

勿論、君の大好きな、あの歌を

君がうたう七つの子を
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