cherry blossom




「な……何し」


「黙って」


動揺する私の耳元で優しく呟くと、

さらにぎゅっと力を強めた。



「...」




「...」






高嶺くんの肩を押していた腕をゆっくりと下ろして


私は抵抗するのをやめた。











高嶺くんは、大きくて、あったかい。










そう、私は知った。











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