さよならはまたあとで
さよならはまたあとで


目を開くと、そこには見慣れない天井があった。

腕を上げようとすると、鋭い痛みが走る。
あの時に捻ったのだろうか。
意識が少しずつはっきりしてきた。


ゆっくりと横を向くと、そこには心配そうに見つめる両親の姿。
私は病院のベッドに寝かされているようだった。


私はガバッと上半身を起こす。

そんな私に両親は安堵の表情よりも先に驚いた顔をする。
< 247 / 256 >

この作品をシェア

pagetop