キミと再会
「お前… 会社の前で、泣きすぎ…
車乗れよ」

しばらく泣いていると、大祐が言った


「早く言ってよ!気が利かないわね!!」


大祐に悪態をつくと


「何でお前に、気を使わなきゃならねぇんだ
鼻垂れてっぞ!!」



大祐とは、小学校からずっと一緒



那央と付き合ってからかな?

話さなくなった



とりあえず後部座席に座って、詩步から
ティッシュ貰って鼻をかむ



前席から、那央が水を渡してくれる


「どーぞ」


いつの間に買ってくれたのかな

ってゆーか、部下ぶってる?


「ありがと」



素直に受け取って、水を1口



「おいし」






「舞美なんかあったの?」


「詩步に会いたくなったの!
会えたから、嬉しくなったの!」



大祐と那央が食事に出掛けた後
詩步が、近くにあるお店で私を待つ

という予定だったらしい


いつも、残業する私が早く出て来たことで
4人で食事に行くことになった



嬉し泣きにしては、泣きすぎな私に
3人は、それ以上、何も聞かないで
普通に接してくれた




那央と目が合うと、なんだか
照れた



今さらだけど、キスしたんだ



那央と私/////




ひとりで、わたわたしっぱなし



さっきまで、落ち込んでいたのに
那央といる

それだけで、幸せだと思った




油断するな!



幸せは、長続きしない!




この時間がずっと続いて欲しいのに…














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