キミと再会
翌日

夕方になっても、相沢さんからの
電話は、なかった



「良くないのかな…」


「とっくについてるだろうに…」



晴真も圭太も、もちろん俺も

心配で、気分が落ち込んだ



それでも、相沢さんが留守だからって
仕事は山のようにあるわけで


3人で、残業をしていた



20時を過ぎたなぁ…と、時計を見た


俺の携帯に国際電話

相沢さんだ!!!



「もしもし!!!」


『相沢です
遅くなって…』


「いえ、忙しかったでしょう?
……どうでした?」


『大した事故じゃなくて、怪我もないよ』


「よかった…」


『……松波君、舞美を待っててくれる?』


「もちろんですよ!伊原さんも、梶さんも
皆、待ってますよ!!!」


『ありがとう
会長がそっちに戻ったんだ
僕は、イタリアに残る
イベント成功させてね!』


「わかりました!!!
舞美をよろしくお願いします!!!」



電話の感じから、晴真と圭太は
舞美の無事を感じとり
ニコニコ



「大した事故じゃなくてよかった」










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