ポンコツ同盟

「妹さんにプレゼントあげるなんて優しい兄さんだね。」

「貸しを作っとけばいざというとき役に立つからな。」

なんて兄だ。

「で、これどっちがいい?」

見せられた画像は、リアルな内臓が書かれているスウェットと、ステーキの写真が真ん中にあるパーカーだった。

「…妹さんってちょっと変わってる?」

「いや、バカだけど一般的な女子高生だ。」

「だったら両方却下だわ。」

「え、」

樋口くんは、そんな!と驚いた表情をした。いやいや、普通に考えたら分かるだろう。こっちがビックリだ。

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