ポンコツ同盟

僕の周りにはポンコツしかいない。

だってポンコツな僕の近くに寄ってくるんだから、それはポンコツだろ?

「ポンコツ君たち、これからもよろしく。」

「樋口!」

「はははっ!」

今日もうるさい教室で様々な声が飛び交う。

僕たちはポンコツだから、1人では生きていけない。だけど例えポンコツでも大勢集まればそれは強い。

むしろ最強。

周りのポンコツたちのおかげで、僕は過去も今も全部肯定できた。

間違いじゃなかった。

「しっかり勉強しろよ荒川。君と同じ大学に行きたいんだから。」

「…わかってるよ。勉強教えろよ。」

ポンコツな人生も悪くない。


[完]
< 376 / 377 >

この作品をシェア

pagetop