二人で生きよ






唇に何か柔らかいものが当たった











僕が目を開けた瞬間









くるみが



「私の好きな人は…陽夏だよ!??」




頬をさらに真っ赤にして目を伏せていた







くるみ…。








くるみの好きな人が…僕!??








えっ…くるみが…僕を?





頬に生暖かい物が流れ







床に落ちる…









くるみは僕を見て焦りはじめて









「どうしたの!??嫌だった!??」





って泣きそうな顔をしてる。











くるみ…くるみ…くるみ…





愛おしいくるみ…







僕はくるみを抱き締め、くるみに言った。









「僕の好きな人は…くるみだよ…」







僕の肩はくるみの涙で濡れた。












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