~ただ前へ~

「じゃあ、なんで公園行ったの?」


京香の声は冷静だ。


「それは・・・・」


「よりを戻せると思ったんじゃない?」


「分かんない」



小さくため息をつくと京香は、


「カノンがまだ好きならつきあえばいいじゃない」


そう言って、お弁当の卵焼きに箸をのばした。


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