ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】







旬と私が出会ったのは、私が大学2年生の時だったーーーーーーーーー







私がアルバイトをしていたカラオケ屋は3階にあって、そのビルの4階にはホストクラブがあった。


私のお父さんは売れないホストだったため、家は裕福ではなく苦労してきたために、ホストには悪い印象しかなかった。










そんなある日、一人のホストとエレベーターが同じになった。このビルには共有のエレベーターが一つしかなかった。






「何階押しますか?
 







・・わっ、可愛い」


「・・・・」





目があった瞬間に見知らぬホストにそんなことを言われ、これはきっと営業トークだと思いながらも固まってしまった。







「す、すみません。ナンパのつもりではなくて、、、ナンパじゃないです・・・・多分、いや、結果的に・・?」
 





この人、天然たらし・・・・?

目が真ん丸で、睫毛も長く、八重歯がちらりと見えて、色が白くて人から好意を持たれる顔で、自然と人懐っこくて爽やかであまりホストっぽくない。

 


だけど、ホストはホスト。

女の人から多額のお金を貰うのが仕事。


安定を求める私とは違う世界の人だ。


 
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