ラブレッスン ー女教師と恋の駆け引きー 【完】




そして、もう一枚の封筒の中には一枚の名刺が入っていた。俺はとにかくその名刺を写真で撮っておいた。


それなら、この二枚の封筒はこの名刺の持ち主が送ってきたものなのか?






いや、待てよ。この封筒、二枚とも差出人の住所や名前はないが、一応宛先だけはあるのに・・・・切手が張られていない。


つまり、誰かがこのマンションまでやってきて直接ポストに入れた・・・・?













「あんた、怖くねーの?」




俺は寝ている女に声をかけた。






誰だか分からないやつが、あんたの住所まで知っていて、あんたの様子を見て楽しんでいる。










ーーーー俺は、怖いよ。

あんたを傷つけるやつが、あんたに何をしてくるか分からない。


















「俺があんたを守るから」








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