こんな私が、恋したみたいです。
「いや、行く」


なんとか立ち上がって、反りをして、



また、顔を歪める。



「外して!」



ダサいバンテージ。りっくんは両手を広げた。



外してる最中に、試合終了の大げさな笛が鳴る。



そしたら、すぐにみんなフィールドに上がるんだ。



だって、挨拶もしなきゃだけど、勝ったんだから。



嬉しさで、舞い上がってるんだから。



「はい!」



急いでそれを巻き取った。



「ありがと!」


「うん、いってらっしゃい」



ぎこちない走りで、りっくんはフィールドへと吸い込まれていった。



よく頑張りました



お疲れ様だね



腰、早く治さなきゃね



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