こんな私が、恋したみたいです。
「えー、好きな人とかいないわけ?」




ここで、恋バナを、始めるな。



《いるよ》



「え!いんの!?」


それはそれはでかい声。



私も、びっくりしたし。



《なんだよ。いるよ?》



笑っている。だけど私たちはそんな場合じゃない。




もっちの言っていることが、理解できない。



「え、俺頭パンク中。え、なんで?」




《んー、その人に、見てもらうためかな》


りっくんは、口を開けて画面を見つめてフリーズ中。



「どゆこと?」




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