こんな私が、恋したみたいです。

まあ、いいんだけど。勝手にすればいいんだけど。



だけどさ、やっぱり、悲しいじゃん。部活は私の楽しみだったのに。



「あれ、りっちゃん、なんできたの？」



部活が、始まるって思って着替えていたら、あやのと違う部活の子。



「…え？」



「なーに、りっちゃん。やだー今日オフだよー？」



「…は？知らないんだけど」



りっくんに会えるって、結構楽しみにしてたのに。



「えー、誰もりっちゃんに教えてあげなかったのー？私は大ちゃんに聞いたよー」


でたよ、大ちゃん。



「そっかぁ。りっちゃんそーゆー人いないもんねーごめんねー」



「…はぁ」



呆れる、バカかよ。