こんな私が、恋したみたいです。
「じゃあ、全部りっくんの思惑だったわけだ」



《そーだな。パシリにされたわ》



「許してあげて!!!!!」



《キレてねぇよ。だから、礼言うならりっくんにな》



「うん!!!!!ありがとってLINEしていいかな?」



《いいよ》


なんだか、とてもとても嬉しかった。



ただの、選手の1人だと思ってたし、りっくんが練習中にマネージャーの様子なんて知ったことではないと思ってたのに。



「何りっくん。いい子すぎでしょ」



《りっくんはホントいいヤツ。てかお前ら名前にててわかりづらい》


「確かに!陸と律だもんね!」


《りっくんって呼ばれても間違えて返事するなよ》



「もっちに呼ばれたら慣れてて間違えちゃうかも!」



《あー、じゃあ今度曖昧に言うわ》


「最悪それ!!!」



そう言って笑った。


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