結婚の約束をしよう
「陵…今日はありがとう。」

結局あれからバッグも買って、今日着て来た服や靴は全てショップ袋の中に収まっていた。

今朝、お小遣いをくれたお母さんにも感謝。

「ん?あぁ、気にすんなって。それより結愛、もったいない事するなよな。」

「もったいない事?」

「あぁ。髪もそうだけど、服装だって少し考えたら見違える程変わるんだから。もう少しオシャレに気をつかえよ?脚だって細くてキレイなんだし。」

「…太れって言ってたくせに。」

「あれはだな〜…それとこれとは別!とにかくおまえは地味すぎるんだよ。自分こと知らなさすぎ。もっと可愛いんだからさ、自信持てよ。」

「…。」

陵…。

「オレさ、結愛にはもっと、自信を持って欲しいんだ。」

さりげなく、でもしっかりと私を褒めてくれて……自信を持てと、応援してくれてるの?

「…。」

「それに嫁がダサイと、オレが恥ずかしいじゃん(笑)?」

「何それーっ!誰がいつ嫁になったのよー⁈」

「あはは!」

今日の最後は、茶化されて終わったんだけど☆

夕焼けに、陵の笑い声が響いたーーー…。

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