結婚の約束をしよう
「おはよじゃないでしょ、なんで陵が居るのよ⁈」

なぜか陵がソファーに座って、お母さんが出したのだろうコンソメスープを飲んでいた。

「迎えに来てやったのにその言い方はないだろ?早くメシ食って行くぞ。」

はぁ…。

「結愛、いつまでも待たせないのよ。」

「お母さん、私迎えなんて頼んでないし。」

「頼んでなくても来てくれてるんだから、一緒に行けばいいでしょ?どうせ同じ行き先なんだから。」

いや、それはそうだけど…。

「あたしもお姉ちゃんみたいに、迎えに来てくれる彼氏が欲しいなぁ〜。」

「何なのよ智沙まで。陵は彼氏じゃないし。」

「え〜っ、陵くんイケメンなのにもったいなーい。」

智沙はスグ絡んでくるんだから…。

それに、イケメンっていうのは石崎先輩みたいな人の事を言うんだよ。

…って思ってても、口にはできないけど。

「じゃぁオレと結愛が付き合えばいいのか?」

「だーかーら、そういう話をしてるんじゃないの。」

私はムスっとした顔のまま、パンにかじりついたーーー。


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