出来る事が無い少年
出来る事が無い少年
一日目 何も出来ない少年
 
春が来た。中学校の入学式が始まる。
中学校から真面目になるぞと張り切る奴、中学校でも仲良くしようとはしゃいでる奴、速くも、小学生に戻りたいと言う奴。
いろんな奴が居る中俺は一人、帰りたいと思っていた。
入学式で俺の名が呼ばれた。
「大川 泰人」  「はイっ」声が裏返った。最悪だ……。
クスクスと笑い声が聞こえてきて、赤面しながら立つ。
心の中で、死ね死ぬ死ぬ…………と繰り返す。
入学式が終わり帰ろうとすると、同じ小学校の先輩に絡まれた。
「何ですか?早く行きたいんですけど?」そう言うと、
「お前ダサすぎたろwww入学式でいきなり恥かくとかwま、ドンマイw」うざすぎる死ぬとゆう言葉を噛み殺した。
先輩を抜け、教室に行くと先生が喋りだした。
「皆さん今日から私が担任にな…………………では皆さん、一年間よろしくお願いします。」名前だけ言えばいいんだよ。
「では自己紹介を始めましょうか!」でた、自己紹介、苦手だ。
しかもアドリブ……。人前に出るとテンパってしまう。
「じゃあ出席番号順に言って行ましょう。」
俺は3番か…早すぎる………。「では次、井上くん」あぁ近づいてくる………。


        

        二日目 自己紹介と人の対応

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