東高★男子サッカー部~私の仕事はマスコット
「梓、どうしよ。私、沢井の事傷つけたかもしれない」
「いや、この位言わなかったら一生腑抜けのままだろ。いい薬だったと思うよ」
その、少し赤みが差した表情に、梓が怒っていただけじゃなかった……と知る。
「梓……沢井の事?」
「言わなくていいの。私に恋愛は似合わないだろ?」
思い起こせば梓の最近書いていた漫画の主人公、沢井に少し似ていたような……。
「ね、沢井の事嫌いに……なった??」