東高★男子サッカー部~私の仕事はマスコット



誰が点を入れてもみんなの勝利。



それでも世間の目は厳しくて、カメラに囲まれる今日のヒーローである亮先輩と、キャプテンの姿はやっぱり違う。



それなのに……少し離れた所で、満足気に笑っているキャプテン。



その優しさに、また好き……が増していく。



こんな人前では東校流の「お疲れ様でした!」は出来ないので私達は口々に言葉でお祝いを言いあって我慢をする。



本当はみんな今すぐに飛びつきたい気持ちでいっぱいだろうけど。



だって、私も全員とお祝いのハグがしたいぐらい嬉しくて、嬉しくて。



伝統を守る事の出来た達成感で帰りのバスも大騒ぎだった。



まぁ、初めての応援で疲れ果てた私は、亮先輩が他のマスコットに囲まれてるのをいい事に沙良先輩の隣で眠ってしまっていたけれど……。



< 201 / 220 >

この作品をシェア

pagetop