拾ったワンコは御曹司!?…

企画部に伝言を残してから2時間が過ぎた。

私はその間2度、企画部に電話したが、

まだ津久井さんとは連絡が取れていない。


さらに1時間が過ぎた頃

男性ふたりがエレベーターを下りて来た。


「じゃ津久井頼んだぞ!?」


「ああ任せろ! 必ずいい返事を貰って来るよ!」


その人達の話し声が聞こえてきた。


津久井… さん? 

あの人が企画部の津久井さんかな?

私が駆け寄ると彼は怪訝そうな顔をした。


「あの… 津久井…さん?…」


「君誰? 仕事中に告白?」


「ちっ違います!」


「俺、忙しいんだけど?」


なにこの人!?


「私もです!! 

あなた、企画部の津久井さんで間違いないですか!?」


「そうだけど?」


「何度か企画部の方に連絡しましたけど?

勿論、伝言もお願いしてあったんですけど!?」


「ああ、会議からそのまま下りて来たから! で、なに?」


津久井は凄く面倒くさそうに聞く。




< 25 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop