森下くんの恋愛事情

「悠李、どうしたんだ?」


結城先輩が声をかけてくれるけど、素直になれなくて。

首に手をおいて目をそらす。


「莉音ちゃんと何があったの?」


蒼空先輩が覗き込んできて。


「…莉音がベットで抱きつくから」


ボソっと答えて。


「そういうことね」


って大我先輩は言ってくれたけどほとんど僕が悪くて。


「…僕も悪いことしたとは思ってるけど…

そんな良く出来た男なんていないし」

「うん、そうだな。莉音が悪いけど、

お前が悪くないわけじゃないから、謝らないとだな」



結城先輩が言ってくれた。
< 296 / 585 >

この作品をシェア

pagetop