森下くんの恋愛事情

部活。 ・゚+゚・*悠李side


「せんぱーい!!」

「莉音ちゃーん!!」

「大我先輩はいいです」

「えっ!莉音ちゃんひどい」

「蒼空先輩。今日、私も一緒にバスケしていいですか?」

「うん!やろー!」


来てすぐこんな会話をして、

高梨さんは、悩みだした。


「どうしたの?」

「どこで着替えようかなと思って。ここでいいかな?

いいよね?」

「待って待って良くない!

たとえここに更衣室がひとつしかなくて、

男が使った汗臭い部屋が嫌で、

意識してる男なんて一人しかいないし、

別に見られても減るもんじゃないと思っていて、

知り合いばっかりでも、

女の子なら、誰でもいいっていう大我先輩がいるし、

高2にもなって恐ろしいくらいピュアな光輝先輩だっているし、

可愛くてもバリバリ男の蒼空先輩だっているし、

1年だって、未だに女の体見たことないってやつだっているし、

ダメ!

それに、お前には彼氏がいるだろ。

彼氏以外の男の前で脱ぐのはやばいだろ。

…ハァハァ……」
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