窓の外は晴れ





携帯を開くと、円衣裕太からLINEが来ていた




裕{おはよう!
昨日は飲みすぎたみたいだったけど大丈夫?
俺はちょっと二日酔いだけどなんとか平気(^^)


裕{美織、今日から俺の彼女♪大切にします♪








二日酔いに1番効く薬だな…

頭痛が揺らぎ、顔は思いっきりにやけた





私{おはよ!今日はオフだから
今まで寝てた~(^_^;)


私{彼女とか幸せすぎる
これからよろしく♪







シャワーでも浴びようかな…

起き上がった時、着信音が鳴った
ディスプレイには円衣裕太の文字





美「もしもし?おはよう~」



裕『おはよ!朝遅いな!』



美「昨日飲みすぎちゃったもん。裕太は今日も仕事かぁ。ちゃんと朝起きて偉いなぁ…」



裕『結構キツかったけどマネージャーの鬼電で起きたよ…てか、今日オフなの?』



美「ん、今日はオフだよ」



裕『じゃあ今日ハンバーグ作って
チーズ乗ってる奴!』



美「え?いいけど…
じゃあウチ来るって事だよね?」



裕『うんうん♪』





円衣裕太…
なかなか怖いもの知らずだな。

電話越しでも、後ろがザワザワしてるの聞こえるし。多分本番前に普通に電話してきてるんだろうな


誰かに聞かれてたらどうするんだろう…特にマネージャー。



裕『ねーいいでしょー?』



これは…
少し説教しなきゃやばいな…




美「いいよ
仕事が終わるの待ってるね!」



裕『やった、今日は早めに終わらせてもらお!
じゃあまた後で連絡するね』





電話は一方的に切られた

ハラハラする…
だけどそんな所も好きかもな。

完全に円衣裕太中毒だ


< 45 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop