Tower of Fantasy
「嘘…!」


そこで見た景色は、衝撃的なものだった。

モンスターが群をなしてレクトの街を襲っていた。


「…リューロ、サーラ。着替えて行くぞ。剣の腕がどれだけ上がったか、見せてもらおう」


突如いつもの温かい声がスイッチが入った冷たい声に変わる。


「はいっ!」


サーラは気合を入れて返事し、リューロは鍛錬をサボったことを後悔しながら返事した。


「ルイス、アクア。君たちは…」


「行きます」


「私はサーラと一緒に行くに決まってるだろ」


「…いいだろう。全員3分以内に装備を整え、行くぞ」


「はい!!」
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