恋人はご主人様



悠から雑誌を奪い取る河谷くん。

やっぱり…助けたい、な。


「井上と伽桐は庶民なんだよな?
 あ、言い方悪くてごめん…」

「や、お前らと比べたら確かに庶民だしな;」


はははと苦笑いする。


「俺も今は同じ感じだよ。
 明日どうなるかすらわかんないし…」

「…やっぱり、助けましょう!」

「「「は?」」」


3人の視線が僕に集まる。

あんまり見ないで欲しいんですけど…。


「1年のときから同じクラスで頑張ってきたじゃないですか。
 困ったときはお互い様ですよ」



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