アタシ…男子校に潜入しちゃいました!?〜キケンな男子に囲まれて〜







何でかな…?
一歩…また一歩と進んで行くたび…晃の顔が浮かんでくるの…



流の怒った顔も…。
何でかな…?



この先に進めないの…。
進みたいのに…


誰かがアタシの足を
止めるんだ―――。



それでも意を決して、足を進めようとしたその瞬間…。



「汐音ッッ―――!!」



え…?


誰かアタシの名前を呼んだ…。




ゆっくり振り向くと、そこには汗だくになった晃の姿…。



「なにやってんだよっ!!」



「……。」



ダメだよ…。
今、晃の元に戻ったら…



もうアタシ進めなくなる…。
この川の先に…!



「ッッ……!」


涙が出そうになった目を押さえてもう一度進もうとしたときだった…。



晃がアタシの手をつかんだ…。





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