お兄ちゃんと秘密のキス
…そして、本日二度目。
私はまた目を見開く事になった。
「うっうっうまい!」
「ぶっ!なんだそれ。」
だって、ほんとの事だもん。
お兄ちゃんに笑われて、
私の顔が赤くなる。
「だって!
この塩加減といい、焼き加減といい、パーフェクトだもんっ」
「だから、お前誰だよ。
キャラクター定まってないだろ。」
お兄ちゃんにまた笑われてしまう。
「まぁ、ひかるが喜んでたって聞いたら、
確実に親父泣くだろうな。」