お兄ちゃんと秘密のキス
私が首を傾けると、
彼女は苦笑いした。
「ひかる、そのお兄ちゃんが好きなんだね。
今だって、すごく怖い顔してたもん」
どうやら私は、
そうとう顔に出やすいらしい。
「あはっ!あたしってばそんなに顔に出てた?」
「うん、かなり。」
私たちは微妙な空気の中、
ハハハ…と、苦笑いをした。
自分が嫌になる。
もう早速友達にバレてしまうなんて。
しかも、ほとんど付き合いのない子なんかに。
あぁ。
私も屋良くんみたいに、
ポーカーフェイスでいたいものだ。