お兄ちゃんと秘密のキス
「かなた、今日楽しかった!」
私の言葉に、
彼は優しく微笑んだ。
「良かった。
また、来ような。」
「うん!」
私はかなたの手を握ろうとした。
しかし、その手は空を切った。
「えっ」
「ひかる、プレゼントがあるんだ。お前に。
店員に聞いて買ったから
お前の趣味じゃないかもしれないけど。
冷たくなった私の手のひらに
コトン…と小さな小さな箱が置かれた。
そこには、高そうなブランドの名前。