お兄ちゃんと秘密のキス
昔、かなたが「ロサンゼルスっていいよな」とテレビをみながら漏らした事があった。
そんな単純な理由に
私は私のすべてを賭けた。
「分かりました。ご案内しますね!」
彼女は丁寧に教えてくれた。
私はありがとう、と言い
教えてもらったほうへ走った。
時間は刻一刻と過ぎていく。
広い空港と、たくさんの人が、私を邪魔する。
間に合って!
お願い…。
私は人をかき分け進むしかなかった。