お兄ちゃんと秘密のキス


「キスして…お兄ちゃん…?」



私にはもう恥ずかしさはなかった。


もう馴れてしまったから。









なのに……



お兄ちゃんたら、私を見て顔を赤くしている。



「ちょ、なに照れてんのよ!」


「だって、涙目で上目遣いされて…照れないわけねぇだろ…」


「べ、別に涙目なんかじゃないっっ!」





私はむくれる。



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