カレカノ


少し光が入ってきて
そっちのほうを
見上げると


獲物を捕らえるような
“あの目”
であたしを見る


先のコトを分かってた
あたしは抵抗もせず


耐えた。


ただ、当時愛する人を
思いながら。



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