いんぐりっしゅ・てぃーちゃー♂先生は幼馴染み♀
結局「春商に行きたい」とは言えないまま夕飯終了。

食器の後片付けを手伝っているとケイ兄に呼ばれた。


「愛~。ちょっと来て!」

『な~に~??』

「コレ。お前にやるよ」

『何これ?』

「ん?俺が昔使ってた参考書。好きなの持って帰っていいよ」

『えぇ~??・・・いらないよぉ』

「何でだよ!?」

『だって、そんなに勉強しないもん』

「バカか、お前は~。高校受験だぞ?勉強しないで挑むヤツがいるかー!」

『でも、私、推薦だし・・・』

「推薦落ちたらどうすんだよ」

『そしたら一般受けるよ』

「勉強しないで?」

『落ちたら・・・する?』

「アホかー!!」


その後もみっちり小言を言われ、持てる限りの参考書を持たされた(汗)




自宅に戻り山積みの参考書を見て思った事。。。


それは、、、


『もうこの際、南高って事にしちゃうか~?驚かしちゃおう!お母さんにもギリギリまで言~わない(笑)』


そんなこんなで金田家・柏木家を相手取ってのドッキリ計画が始動したのでした(笑)


愛・・・中学3年生の秋でした。

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