《短編》時計仕掛けのカトレイヤ
「馬鹿もん、だからお前はまだまだヒヨッコなんじゃ!」
「は、はぁ!?」
突然サイモンに怒られたカイが、訳が分からないと言わんばかりに眉間にシワを寄せた。
「時計職人には、決め細やかな作業と、確かな目が必要だと、あれほどっ……って、お前と話していると、話が進まんわい!」
「説教し始めたり、途中で止めたり、騒がしいじいさんだな!」
カイは不貞腐れたのか、そっぽをむいて、机に肘をついた。
そして、サイモンだけが私を見た。