《短編》時計仕掛けのカトレイヤ



「お前の涙を拭うのも、俺が初めてだな」

「私の...初めて、は、全部..カイが、くれたんだよ...」


だからね、私のすべてをカイにあげる。
誰にも渡さないで、ずっとカイのもので在りたい。


「愛してる、カトレイヤ...」


命の灯はもう消えそうで、やっぱり涙は止まりそうにない。
それでも、愛した人を目の焼きつけようと、必死に見つめた。



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