空から君へ愛の手紙を。

「ババ抜きしようぜ、立野!」

「たっちー、ジジ抜きよう!!」

僕の班はまあ、うるさくもなければ静かでもない。

「どっちでも同じじゃん…」

「「違うしっ」」

同じじゃん。

「あのねー、ジジ抜きの方がドキドキ感があるでしょー。何がジジかわからないんだからっ!」

「いや!ババ抜きの方がいいだろ!取られたらそいつの顔ですぐわかる。見てて面白いだろ!!」

「どっちでもいいよ、直也(なおや)、和成(かずなり)。」

ジジ抜き推しがフワフワしてる直也。

ババ抜き推しが蒼汰をうるさくした感じの和成。
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