唯一息ができるのは、君の側だけだった
私は思いついた小さな「やりたいこと」をひとつひとつ書いてみた



・髪の毛を染めてみたい(蓮みたいな茶色)



・夕方、日が沈む海を見てみたい



・水族館に行きたい



・花火を見に行きたい



・花火を見に行ったら屋台で焼きそばとかタコ焼きとか買って食べてみたい







ここまで書いてみて私が本当に経験したかったこと



それはもう一つすでに叶ってるんだって気が付いた



だって私は蓮に恋してた



「恋がしたい」



それはノートに書かなくても



もうすでに叶っていることだったから



そしてここに書いたことはすべて蓮と経験したいことだったんだ



蓮がのぞき込んで「いいね!いいね!うん!どれもやってみよーよ、この夏!」



「どれから計画すっかなー。」



この夏がすごく楽しみになった
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