笹に願いを
「うん。両親が結婚するときにね、霊園に永代供養を頼んでたから、お墓の管理はしてもらってるんだ。でも距離的に遠いし、親族もいないから、ただでさえそんなに行く機会がないのに、今年みたいに突発な出来事とかで行けなくなることも今後出てくるだろうから・・・どうしよう。近くに移した方がいいのかな」
「今はまだこのままでもいけてんだ。そういうことは、その時になってから考えようぜ」
「え。あぁ・・・ぅん」
「なんだよ」
「いや、なんか、さっきの天野くんの言い方って、私と一緒に考えるって響きが強かったような気がして。お墓のことって、私生活に意外と深く関わる部分だと思うし。特に、この年齢(とし)になれば、なおさらじゃない?」
「ってーか俺、そのつもりで言ったんだけど」
「えっ」
「こういう大事な事を俺一人で結論出すわけにはいかんだろ」
「まぁ、そぅだね、うん」

だから、私と一緒に考えてくれるということは、それだけ私たちの関係が、より親密になるような気がするんだけど・・・。

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