メープル*パンケーキ【1巻】

開けた瞬間にバターの甘い香りが鼻を通り抜けて至福過ぎて溜め息が出る。

早速一枚食べようと袋から一枚取り出した時、スマホが着信音を響かせた。

―♪♪♪~♪~♪―

『…お姉ちゃんからだ。』

着信の相手は新婚ホヤホヤの姉からだった。

『もしもし―?』

「あっ、夏音?久しぶり~♪ねぇ今日暇っ?!」

『ん~…暇~かな?』
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