メープル＊パンケーキ【1巻】

「なーんか昼間の態度が気になってね。…最近若干目が虚ろだったし、手も微妙に震えてたから…風邪か?って思ってさ。差し入れ持ってスタンバイしてたんだけど夏音ちゃんの声が聞こえたから、お邪魔したら悪いから退散したって訳。」

(……藤枝さんて、凄いを通り越して恐いかも…。)

『…な、なるほど…!ていうか邪魔な訳ないじゃないですか…!』

「いやいや、オジさんは邪魔だよ～♪納得して貰えたかな?…それにしても…夏音ちゃんは度胸あるね♪幾斗の部屋に乗り込んじゃうなんてさ♪益々応援したくなっちゃった♪」

『わ私はただ、冴木君を部屋まで運んだだけです!…辛そうだったから…。』

「愛が深いな～♪妬けちゃうな～♪愛の力で幾斗も回復早くなるかもね♪」

『そ、そんな事無いと思います…!早く元気になってほしいですけど…!』